2017.4.6.thu.

プロダクト発想の新生ブランド「ヨウヘイ オオノ」とは? 17-18年東コレ回顧

 プロダクトから派生した素材使いとマットなカラーリング、工業製品で見るような副資材も取り入れた「ヨウヘイ オオノ」(YOHEI OHNO)2017-18年秋冬コレクションは、一際ユニークな内容になった。スチールや絨毯、インテリアを想起させる素材感も特徴で「女性が身につけないモノから影響を受けた」と大野陽平デザイナーは語る。人工的なウエアが並ぶなか、ウエストを強調するベルト使いやスリットで足をのぞかせることで、生身の女性らしい一面も。メッキで塗装したようなロングブーツ&グローブがアクセントだ。

副資材を随所に配したルック



 大野デザイナーは「ファッションショーは最初で最後のつもりで挑んだ。現時点でのすべてをぶつけた。(ショーに出したモデルは)工業製品のようなプロダクトを量産したイメージ」と語っている。一方、その後の展示会では「ショーはどうでした?やっぱり不安もあったので、観た人の意見は気になる。評価されたい気持ちもあるので、続けるかもしれない」とした。その顔には充実感があり、訪れたバイヤーの反応も上々だった。おそらく次回もショーを続けるのだろう。ウエア自体の完成度も高く、大胆な素材使いを見せながらもレイヤードのバランスは良かった。

ロングブーツがアクセントに



 ことプロダクト発想で言えば、同じく東京で発表している「ミントデザインズ」が代表的なブランドとして挙げられる。一過性のトレンドとは異なるファッションを探求し、記号化したグラフィックを身につけるコンセプトは、多くのファンを獲得している。しかし「ヨウヘイ オオノ」の場合は、プロダクトの世界観をファッションの文脈に取り入れた。例えるなら、ミントデザインズの服は、プロダクトや総合的なデザインを推奨する「グッドデザイン賞」にも通ずるが、「ヨウヘイ オオノ」はファッションのど真ん中で勝負を挑んでいる(あくまでも個人的な見解です)。

「ヨウヘイ オオノ」2017-18年秋冬コレクション



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