2017.4.9.sun.

ボーダーレスで開眼、「ターク」の猥雑な魅力 17-18年東コレ回顧

 年齢や国籍がバラバラなモデルを配し、2017-18年秋冬コレクションを披露した「ターク」(TAAKK)。ホール通路でのゲリラショーという形態を取ったが、目立ったのはウィメンズウエアの完成度だった。フォーマルライクなドレスやスカートなどを展開しており、ヴィンテージ感を盛り込んだスタイルが特徴になっている。

 同ブランドはメンズウエアが主力で、ユナイテッドアローズなどに取引先を有している。ウィメンズは17年春夏シーズンから販売し、限られた店舗に卸している。当時、森川拓野デザイナーは「周囲からの要望でウィメンズウエアを制作した。評判が良ければ型数を増やしたい」と語っている。元々、スパングルやビーズ使い、ジャカード織りをメンズウエアに採用し、装飾的なウエアを得意としていた。こうした背景をウィメンズに反映させた格好だ。

 モデルのパーソナリティに焦点を当てたことで、性差やジャンルの垣根を超えたボーダーレスな構成になっている。無国籍とも表現できるコレクションは、様々な人種が往来する近年の「東京」を想起させる。ニードルパンチやデニムのパッチワーク、鈍く光るハンドワークの刺繍といったディテールをミックスすると、ジャケットやパンツは猥雑な雰囲気を醸し出す。もしかすると、洗練よりも猥雑を好むデザイナーなのかも知れない。





「ターク」2017-18年秋冬コレクション


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