2017.4.11.tue.

オンワードHD 17年2月期、収益改善で純利益11%増 ECも堅調に推移

 オンワードホールディングスの2017年2月期決算は、売上高2449億円(前期比7.1%減)と減収になった一方、基幹ブランド「23区」「自由区」が堅調に推移し、営業利益は42億円(同11.3%増)に回復した。さらに不採算ブランドの撤退を進めたことで「収益は改善している。中期経営計画の初年度に当たるが、踏み込んだ構造改革も寄与した」(保元道宣オンワードホールディングス社長)。さらに投資有価証券、銀座と大阪の不動産を売却し、特別利益99億円を計上するなど純利益は47億円(同10.9%増)になった。

 EC売上高は150億円(同25.9%増)に達し、売上比率の6%へ上昇した。EC向け企画の充実やサイトリニューアルによる顧客誘導などが奏功。現在、ECにおけるオンワードメンバーズ会員は160万人を超え、今後も国内グループ企業の会員化を進めていく。アジアECでは、天猫(Tmall)において「23区」「ローズブリット」の販売をスタートした。今期、メンバーズ会員は210万人に増やすほか、欧州のECプラットフォームを多言語、多通貨対応にするなどグローバルなサイトへ刷新する。また、事業会社オンワード樫山が販売する基幹ブランドでは「23区」271億円(同1.4%増)、「自由区」94億円(同0.6%増)、「ICB」88億円(同横ばい)となった。

 今期(18年2月期)は売上高2393億円(前期比2.3%減)、営業利益57億円(同35.6%増)、純利益53億円(同11.7%増)を見込む。不採算ブランドの整理などを進め、通期は減収となるものの、秋物プロパー販売の改善策を行いながら下期での増収を目指す。

保元道宣オンワードホールディングス社長


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