2017.7.6.thu.

バルト3国の一角、リトアニアのクリエイションとは? クラフト感と合理性を巧みに融合


 国内外のデザイン関連企業が参加する大型展示会「DESIGN TOKYO」(東京デザイン製品展・東京ビッグサイト会場)に、リトアニアのファッション&雑貨ブランドが初参加した。過度なデザインを避け、ニュートラルな色彩を好むコンテンポラリーなクリエイションで、価格的な優位性もある。今回は計12ブランドが出展。同国の輸出を振興する公共団体「エンタープライズ リトアニア」では、「クリエイティブ産業の輸出を奨励している。天然素材の採用やハンドクラフト、自国の伝統文化を反映しているのが特徴」としている。

 2015年に創業したファッションブランド「ディア フリーダム」(DEAR FREEDOM)は、シルクやコットンを使ったシャツやアウターを提案。スペインなどで素材を調達し、すべてリトアニアで生産している。ラサ・バルカウスキエネ、クリスティナ・バウシエネの2人でブランドを運営し、ドレスは直線的なカッティングとフェミニンな素材感を融合。ボックス型のシルエットも特徴だ。小売価格は100〜500ユーロというプライスレンジになっている。セールスマネージャーのラサ・バルカウスキエネは「日本企業と取引した経験はないが、日本のマーケットを研究しながらエージェントを探したい」と語る。

「ディア フリーダム」の最新アイテムとブランドを運営する2人



 環境保全を意識したナチュラルな素材を使う「DISTYLED」では、日常使いのバックパックやユニセックス仕様のバッグなどを用意。バックパックやショルダーバッグには、ラップトップ用のポケットを付属している。同ブランドのジードラ・サラジンスケイト=プロダクトマネージャーは「合理的なデザインと独自の素材を組み合わせた。このコンセプトは日本のマーケットと親和性がある」とした。また、同じくバッグブランドの「カルトゥ」(KARTU)でも、素材において独自の風合いや洗練されたフォルムを前面に出している。すべてハンドメイドで制作し、リトアニアの職人がフィニッシュまで担当。アイボリーやグレーといったニュートラルな色彩も特徴になっている。

「DISTYLED」はブースの設営にもこだわった



同ブランドのバッグはユニークな素材感が特徴



「KARTU」のバックパックはシンプルなフォルム


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