2017.9.25.mon.

有力デザイナーをテコに「アマゾン」がファッション部門を強化、独走「ゾゾタウン」を追う

 10月開催の「アマゾン ファッション ウィーク東京」(Amazon Fashion Week TOKYO)の公式スケジュールに、これまで東京のファッション・ウィークに疎遠だった「サカイ」「アンダーカバー」「トーガ」「タカヒロミヤシタザソロイスト.」の名前があった。「サカイ」は初参加になるが、「アンダーカバー」は東京で15年ぶりのショーを行う(サカイ、アンダーカバーは合同ショーという形式になる)。「トーガ」も12年ぶりのショーになるが、メンズライン「トーガ ビリリース」で、2015年春夏シーズンにインスタレーションを実施したことがある。また「タカヒロミヤシタザソロイスト.」は、宮下貴裕デザイナーが旧「ナンバーナイン」時代にショーを行って以来の参加になる。

 東京のファッション・ウィークにとって大きな話題になりそうだが、各ブランドの参加を促したのは、ECの巨人「アマゾン」である。特に「サカイ」「アンダーカバー」は、以前から東京でのファッションショー、イベントへの参加依頼は多かったと聞く。今回は、アマゾン ファッションが独自に実施するプログラム「アット トーキョー」内でショーを行うもの。ファッション・ウィークの公式スケジュールに組み込まれているが、あくまで「アマゾン」が支援する形になっているのがポイントだ。無論ECにも絡んでくるので、さらに有力ブランドの参加も現実味を帯びてくる。

 一方で、気になるコメントもあった。阿部千登勢「サカイ」デザイナーは「26年前の6.1 THE MEN(川久保玲と山本耀司が行ったメンズの合同ショー)を間近で見た衝撃を今でも鮮明に覚えています。生活している東京で何か新しいことをしたいとずっと考えていた中で、ジョニオくん(高橋盾氏)にAmazon Fashion “AT TOKYO”への参加について声をかけてもらい実現しました。私が昔感じたような衝撃を多くの人に体験してもらうには、UNDERCOVERが最高の相手だと思っています。まだ見たことのない景色を皆さんと見られることを楽しみにしています」と語った。おそらくファッション・ウィークの主催者である、日本ファッション・ウィーク推進機構が依頼しても実現しなかったのだろう。

 東京のファッション・ウィークは次のステージへ進むのか。前述したブランドがショーを行ったとなれば、追随するデザイナーも出現する。また、東京での開催に二の足を踏んでいた有力デザイナーも参加を検討するだろう。ただし「アマゾン」の支援があればという前提が付く。また、アマゾンが日本市場でファッション部門の強化を急ぐ背景には、現在一人勝ち状態である「ゾゾタウン」の存在があると言われている。有力デザイナーをテコに「ゾゾタウン」の牙城を崩すことができるのか。「アマゾン」がファッション部門を強化し、東京のファッション・ウィークが活性化するならば、それはそれで良いことなのだが。

アマゾンは17-18年秋冬シーズンに「ハウスコミューン」などを支援している


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