2018.3.25.sun.

ニック・ウースターが語る、東京デザイナーが海外で戦うための方策

 国内デザイナーの海外進出支援「東京ファッションアワード」(TFA)の審査員を務めるクリエイティブ・ディレクター、ニック・ウースター(Nick Wooster)が「ルームサービス」のインタビューに応じた。同氏はTFAの設立当初から審査員を務め、東京ブランドの強みや弱点を指摘している。選定にあたってはバラエティに富んだクリエイションを重視し、東京ブランドの多様性を提案したという。2018-19年秋冬シーズンのファッション・ウィークを観て、率直な印象を聞いた。

 冒頭、TFAについて「素晴らしいコレクションもあった。『東京ファッションアワード』の審査をしている立場上、具体的なブランド名を明かすことはできないが、東京のマインドにうまくフォーカスしていたと思う」と語った。また「私は常々、日本のテキスタイルや工場のテクニックを使うことを提言してきた。それは、国際的に(東京のブランドが)戦うための方策でもあるからだ。ただ、特別感のありすぎるテキスタイルやディテール、機能性に凝ると、消費者の手に負えない商品になってしまう。それは価格だったり、メンテナンスだったり、負の側面を生むことになる」と続けた。調達した素材や機能性を雄弁に語るデザイナーは多いものの、クリエイション本来のオリジナリティが大事だとしている。

 今後については「東京ブランドのポテンシャルは高いと思っているが、目指す場所(ブランドのポジショニング)やデリバリー体制など、海外進出にあたって基本的な作業を再度確認してほしい。欧米の有力ショップは納期遅れを一番嫌う。こうした経験も海外に行くことで分かる。アワードの受賞者が海外で成功している姿を見ると、デザイン面だけではない要素においても評価されている。総合的なバランス感覚に優れたブランドが、世界を相手にコレクションを販売することができる」と、生産背景を含めたブランドの総合力を強調した。

Nick Wooster


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