2018.4.5.thu.

国交樹立60周年、インドネシアのデザイナーが東京でショーを開催する理由

 アジアのセンターを標榜する「アマゾン ファッション ウィーク東京」(AMAZON Fashion Week TOKYO)において、インドネシア発の有力デザイナーがファッションショーを開催した。これまでもタイやフィリピン、ベトナムなどから参加実績はあるが、インドネシアのデザイナーは定期的に東京でショーを行っている。

 2018-19年秋冬シーズンは、経済産業省が実施するデザイナー研修プログラム「Asian Fashion Meets TOKYO」に参加した2ブランドに加え、「パトリック オウエン」「エックスエスエムエル」もショーを実施。彼らは国際市場に踏み出す一歩として、東京のファッション・ウィークを選んでいるようだ。

Asian Fashion Meets TOKYO (Indonesia)



 研修プログラムの「Asian Fashion Meets TOKYO」は5年目を迎え、同国の「エヌワイ バイ ノヴィタ ユンス」(NY by Novita Yunus)、「アイケイワイケイ」(I.K.Y.K)が意欲的なコレクションを披露している。両ブランドは、日本の文化やマーケット、生産背景、マーケティング、繊維業とのコンタクト方法などを習得。経産省の担当者は「日本とインドネシアの関係強化に向け、順調に進捗している」とした。一部ではインドネシアの伝統的な生地「バティック」と、日本の「絞り染め」の技術を組み合わせた提案もあり、興味深いドレスを発表している。

Asian Fashion Meets TOKYO (Indonesia)



 自身のバックボーンや社会的要素をデザインに落とし込んだ「パトリック オウエン」は、アートとの融合を狙った挑戦的なコレクションだった。玩具の「レゴ」から着想した単品もあり、モダントラディショナルというカテゴリーでまとめている。さらに「エックスエスエムエル」は、インドネシアのローカル性に焦点を当てたコレクションで、儚いフラワープリントや翡翠、テラコッタのカラーリングでドレスを構成した。

Patrick Owen



 今年、日本とインドネシアは国交樹立60周年を迎え、相互の文化交流が進むと考えられる。東京でファッションショーを行ったブランドは自国を始め、タイ、シンガポールなどASEAN地域での販売実績はあるが、日本に取引先はない。参加したデザイナーにコメントを求めると「日本市場で販売したい。日本発のカルチャーやストリートファッションが好き」という共通意見もあった。ここ2〜3年でインドネシアのクリエイション力が向上し、東アジア、とりわけ日本のマーケット開拓に力を入れている。その一方、インドネシアの市場開拓を狙う日本企業にとっても、今季のショーは参考になったはず。この関係性を維持することで、ファッション産業に好循環を生み出したいところだ。

(X)S.M.L


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